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冷たい風をシャットアウト

昨日の施工現場です

このお店はお団子屋さんです。お昼やおやつ時には多くのお客さんが集まります。
ここでは、看板代わりで雨除けの固定テント、巻上げ式の遮光用垂直シェードと、テントをお使いいただいています。
今回は、その内側に透明なビニールのカーテンを取り付けました。
寒い冬に、お待ちのお客さんが寒くない様にとの事です。
透明なので明るく中も見えて、でも風はブロックされる。
軽くてしなやかな膜体だから、普通のカーテンの様な仕組みで大丈夫なんです。
今日は冷たい北風の嵐、役に立っているかな?

<画像クリックで大きな写真を御覧いただけます>

この透明膜カーテンの素材は、0.3mmの透明軟質塩化ビニールです。
0.3mmっていうと「薄い〜薄すぎる、薄すぎて弱いんじゃないの?」って
思われるかもしれません。
そこで、塩化ビニールの事を。
身近な塩化ビニールは、食品ラップとか水道のパイプや雨樋。
このうち、水道パイプや雨樋は「硬質」塩化ビニールです。
塩化ビニールは「熱可塑性(ねつかそせい)」という性質を持っています。
これは、熱を加えると柔らかくなる性質。
硬質塩化ビニールは、常温では堅く、バーナー等で過熱すると柔らかくなります。
でも、それでは食品ラップや今回の施工の様なカーテンでは使い物になりません。
そこで、樹脂を作る時に「可塑剤(かそざい)」を加えます。
それで常温でも柔らかいままで居られるのです。
でも、食品ラップの様な「ミクロン」の厚さならいつでも柔らかいのですが、「ミリ」単位だと気温によって柔らかさが変わります。
0.3mmは、強度と冬でも柔らかさを保つという相反する面のバランスの取れた厚みなんです。
厚くなると冬場は堅くなり過ぎ、でも薄くすると物理的に弱い。
そんなせめぎ合いの結果の厚さです。

透明ビニール膜で色々な事ができます。
冷暖房を効率化する為の部屋の間仕切りもその一例。
そんな時のご相談は
鳴海テントへ
色々な風よけ、間仕切りをご提案いたします。

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