ガンバレ!お風呂屋さん
今日の施工です。
後ろに煙突、入口には入母屋(いりもや)のヒサシ。
昔ながらのお風呂屋さん(銭湯)です。
写真右手の緑色のテントを張り替えしました。
今でも営業している銭湯です。
夕方になるとお年寄りを中心に開店を待っているそうです。
最盛期には旧大宮市内に30軒以上の銭湯が有ったそうですが、今では数軒残すのみ。
今日張り替えたテントが付いている部分は、今は戸板を立ててしまっていますが、以前は子供相手のおもちゃや文房具を置いて売っていたそうです。
おそらく、親子連れで来て風呂上がりに、お父さんが「おもちゃ買ってやろう」とか、お母さんが「今日のうちに鉛筆買っておきましょ」なんてシーンがあったのでしょう。
私も幼い頃、母の自転車に乗せられて銭湯に通った記憶があります。
また、高校生の時、運動部の夏合宿でチームメイトと学校近くの銭湯に行った事もありました。
見知らぬ「オヤジ」に、銭湯の入り方(マナー)を教えられたものです。
この銭湯も、高齢な女性(いわゆるおばあちゃん)が切り盛りしているとの事。
出来るだけ永く営業を続けて欲しいと思いました。
この銭湯の奥、写真右手の奥に「武蔵一宮 大宮氷川神社」が鎮座しています。
そんな古き良き雰囲気の残る街なので、「お風呂屋さん」も残っているのでしょう。