再北限の施工現場
弊社の歴史的写真です。
1989年の写真なので、17年前になります。
現在の「八戸自動車道」が、まだまだ建設途中の頃
二戸(二戸は確か岩手県だったと思います)地内の工事現場です。
写真の鉄骨上屋の膜体を製作・施工しました。
大手の道路建設会社からの依頼でした。
鉄骨部分は、その建設会社製です。
膜体は、鉄骨と一緒に現地に運ばれ、我々は東北新幹線に乗り、当時の終点盛岡から在来線で二戸駅まで行き、現地事務所の方に迎えに来てもらいました。
現場は、山の奥の奥でした。
現地の「鳶職」と一緒に鉄骨上を歩いて張り込みをしました。
この上屋は、道路工事現場での作業用車両のメンテナンス基地だそうです。
八戸自動車道の工事が終了後は、広島に運ばれて使われると話していました。
おそらく今では「廃棄物」となって、何処かの最終処分場の地下に眠っていると思います。
創業44年目の弊社ですが、この現場が「再北限施工現場」です。
作業後には、泊まった宿(この宿が、瀬戸内寂聴さんの天台寺近くで寂聴さんの事を宿の人がたくさん話してくれました)で、ご主人が一升瓶を抱えて来て、我々と酒盛りになるという、とても牧歌的な仕事だった事を記憶しています。