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でっかい逆さズボン?

まずは、昨日の雨漏りの修理
樋から漏れていたのではなく、テントの先端のスカートが、風で乱れて樋から外れたのが原因でした。
漏れどころか、樋に入るはずの雨水が全て落ちていたとの事。
通風を考えてスカートを貼付けなかったのがいけなかったのです。
しっかり接着剤で固定しました。

布シュート

ついでに、この工場に納めた過去の品を撮ってきました。
上の写真の真ん中、人が絞っている灰色のモノが、なんか逆さまの「ズボン」に見えません?
このプラントは、上から「粉体」が二本のパイプを通って落ちて来るのですが、その最後の部分を「キャンバス」で作ったのです。
元々その部分はステンレスの「ホッパー(じょうご)」だったのですが、粉体が湿気を帯びて内側にこびり付くトラブルが多発でした。
柔らかいキャンバス製に替えた事で、こびり付きが無くなり製品の歩留りが向上し、メンテナンスも楽になったそうです。
素材は平岡織染ウルトラマックスを使っています。
この素材は表面にフッ素コーティング加工がされています。
フッ素面が湿気を含んだ弱アルカリ性の粉体に耐久性があり、また付着しにくい為にこの工場では随所に使っています。
ただ、その効果の為にフッ素面の「表」を内側にしています。
つまり、写真の灰色の生地は、実は裏面が見えているのです(内側はシルバーです)
シート生地素材のちょっと風変わりな使い方の例です。

柔らかいキャンバスは、どんな形にも加工できます。
狭い空間に多くの機械や配管を配置せざるをえない工場内プラント。
キャンバス製のアタッチメントが不可能を可能に変える事ができるかもしれません。
鳴海テントにご相談下されば、良い解決策を見つけられるかもしれません。

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