糸へんに逢うで縫うとは、これ如何に
糸と糸が出逢い絡まって「縫製」になります。
特に上下2本の糸で縫うミシン縫製は、まさに出逢いと絡まり。
今日は、その主役の「糸」
生地の色に合わせて何種類かの色糸を用意しています。
たくさんの「単糸」を合わせた撚り糸です。
写真の糸は「ビニロン」の糸です。
昔、綿の防水布を使っていた頃は「綿糸」を使っていた様ですが、耐久性と発色の良さで合成繊維の糸を使います。
「ビニロン」は吸湿性が高い繊維ですが、吸湿(吸水)性が低い「ポリエステル」で、撥水処理をした糸が、熱溶着のできないファブリック(織物)系のテント生地縫製用に使われるようです。
糸の太さは「番手」で表します。
数字が大きい程細くなります。8番より20番の方が細いのです。
生地の厚さや加わる荷重、形態の複雑さ等で最適な太さを選んで使います。