がんばるテント屋さん
昨日は台風並み、いや台風以上の暴風でした。
その中、ガラスへのマーキング現場をこなしてきました。
力仕事ではなかったのですが、風に翻弄されて疲れました。
今日も、風が強くなり春の嵐の様相。
真夜中には雨も降りそうとの事、春先は天候が安定しません。ちょっと困りモノです。
でも、先週、がんばる同業者を発見
地元、大宮駅の東口にある老舗デパートの装飾テントを張り替えしていました。
営業時間終了後の夜間工事。
背の高いテントのフレームに、ヘルメットと安全帯をつけて、ロッククライミングさながら登ってます。
登るだけじゃなく、手には新しい生地と道具を持っての「壁登り」です。
この日は穏やかで風がほとんど無い夜でした。
昨日の様な暴風だったら、ひとたまりも無く振り落とされます。
できることなら複数の高所作業車を使って施工したいところとは思いますが、コストの点で無理だったのでしょうか?当事者では無いのでなんとも言えませんが。
事故も無く、無事終了したようですが、なんか不安でした。
同業者の中では、転落事故で命を失ったり、大きな怪我をした方もいます。
建物への影響や、下を通る人や車の安全の問題もあります。
「ニッチ(すきま)産業」の性格が強い「テント屋業界」ですが、安全で確実な施工のために充分な環境を整えていきたいと思います。
でも、街の夜、ひとしれず頑張ってるテント屋が居て、お店の顔が翌朝には綺麗になっちゃっているのです。
買い物に行った時、ちょっと上を見て、テントや看板の事を気にかけて下さい。
精一杯おめかしして、お店を明るく、綺麗に装っていますから。