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縫製場では(ストライプの生地)

今日、縫製場で作業されていたのはこの生地でした。
ストライプ柄の生地です、これもテント生地なのです。
色が濃く見える方が「表」です。
画面左側の少し色が薄いのが「裏」です。
この生地は「ファブリック」と呼ばれる「織物」
表面に塩化ビニールがラミネートされているテント生地とは別物です。
この生地の表面は織物の「織り目」そのままの状態なので、本来は表裏共同じ色のはずなのです。
ても、テント生地として「防水性」を持たなくてはなりませんし、日本においては「防炎性能」も要求されます。
そこで、生地の裏面に樹脂を塗布する事で様々な性能を持たせているのです。
その樹脂の為に、裏は少し色が変わっています。

コスモエバリア1

ストライプ部分のクローズアップです。
細かいストライプが見えますでしょうか?
ベージュに見える地色の部分も、実は細いストライプの地紋になっています。(写真をクリックして拡大して見て下さい)
色数が多く、美しいと思います。

コスモエバリア2

今、テント屋業界では「ストライプ生地」が減りつつあります。
消費量が少ないのが廃番の原因ですが、国内メーカーでは年々ストライプ生地のラインナップが減っています。
ヨーロッパ(イギリスを除く)では、このファブリックで細いストライプ柄が好まれていて、生産量も多いそうです。
何故か日本では、と思っていましたが、昨秋に弊社が出展した見本市(コラボさいたま2005)では、弊社ブースにお立ち寄りいただいた方で、特に女性のお客様が多色で細いストライプ柄の生地に関心を示されていました。
従って、潜在的な需要は結構大きいのではないかと思っています。
日本の建物との調和を考えると難しい面もありますが、壁の色や瓦の色、そして窓から見えるカーテンなどの色や柄などとトータルコーディネートでしっかり計画すれば、色が豊かで、しかも落ち着いた雰囲気を建物全体に醸し出せると思います。

そんなご相談も鳴海テントにお寄せ下さい。
良いご提案が出来ると思います。

ちなみに写真の生地は国内メーカーの「泉(東レ)」が出している「コスモエバリア」です。
数少ない国内メーカーの「ファブリックのピンストライプ柄」です。
生地指定でのご用命、よろしくお願い致します。

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