完全なる装飾テント
昨日、文字を加工した生地を今日取り付けしてきました。
場所は、東京都国立市、あの「一橋大学」がある街です。(だからと言って「国立市」は「くにたちし」で、決して「こくりつし」では無い)
近日オープンの喫茶店でした。
実は、このテント「完全なる」装飾テントなんです。
何故「完全」かと言うと、このテントは全く「雨除け」の役を果たしません。
壁から5センチも浮かせて取り付けています。
理由は、テントを出来るだけ汚さない為。
「テントってよごれるからなぁ」との声を聴きますが、それは結構ぬれぎぬなんです。
テントの汚れの大半は、壁の汚れなのです。
テントを取り付ける前は、壁などの汚れが雨が降る度に雨水に流されて軒から地面に落ちています。
そこにテントが付くと、その汚れを含んだ雨水がテントの上面に滞留します。
そして、テントの前面を伝って落ちるのです。
垂直な壁では、雨水は勢い良く落ちて、汚れも地面に落ちます。
でも、テントはその役目上緩い傾斜の屋根を持つので、一種のダムになり雨水の勢いを止めます。
そして、ゆっくり落ちるのです。
その為に生地の表面に汚れを残してしまうのです。
今回は、入口以外の部分は隙間をあけたままなので雨は壁際から落ちます。
でも、入口部分は困るのでテントの内部に別の「ヒサシ」を付けて、テントの先端内側に排水する様にしました。
「ヒサシ」の代わりに「雨樋」を内装する場合もあります。
ロゴの入っている前面を出来るだけ綺麗なままにしたい、そんなテントの仕組みも鳴海テントは考えます。
そうそう、この現場のお隣はこんなお店でした。
オーガニック野菜の専門店。
お客さんが絶え間なく来ていて人気がある様でした。
オーガニック野菜をお買いにこの八百屋さんにお越しの際は、お買い物のあとで左隣の喫茶店の美味しいコーヒーと天然酵母のパンでおくつろぎ下さい。
喫茶店の名前は「Cafe Lapin(カフェ ラパン)国立」です。
今回は「ジャスティプロモーション」様の現場でした。
ネット上にサイトをお持ちなのでアクセスしてみて下さい。
「ジャスティプロモーション」様のサイトはこちら
カフェラパンのテント素材データ
使用生地 テイジン シャガール EC17
文字材料 ショウワ「カラーフレックス(白)」(熱転写フィルム)