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2006年06月30日

足して加えて、生まれ変わる。第2話

27日のエントリー「足して加えて、生まれ変わる」の続編です。
いよいよ生地の交換へと進みます。

古い生地を全て撤去して、既存フレームの再塗装を終えた姿です。
設置後13年のテントですが、一部を除き錆も少なく綺麗に塗装できました。
(経年劣化でテントの天井部に穴があいたため、一番下の生地を巻いているパイプは、錆びていたので錆を落して速乾性の防錆塗料で下地調整しました)

翌朝、生地張込み開始です。
建物の屋根に登ると、テント上端の作業に最適。
生地を仮固定して、下ろし広げた所です。
全ての工事が終わった「完結編」は次回のお楽しみに・・・・。

今回の工事は営業を継続しながらなので、短時間ずつ4日間に渡りました。
梅雨なのですが、作業中は雨が降らず、逆に天気が良すぎて気温の高さに苦労しました。
我々が暑さにバテながらの作業中にお店の前では、おなじみ「サトちゃん人形」が、「営業中 工事期間中もやし9円」の看板を携えて、買い物のお客様をお迎えしていました。

2006年06月27日

足して加えて、生まれ変わる

今日のさいたま市は、真夏の太陽が照りつける日でした。
梅雨の期間中に、このような晴天は嬉しいのですが。ちょっと暑すぎ。
灼熱の中での現場です。

今日の作業終了時点の写真です。
店名の入っているテントの下に、新たなフレームが付いているのがお分かりでしょうか。
先週、塗装段階のエントリーをしたフレームです。
このお店の施工前はこんな姿でした。

カマボコ型のテントが付いていました。
このテントも前に施工させていただいたのですが、今回、本体のテント(店名入り)の天井部分が痛んでしまった事と、店舗前面を整理してスッキリさせる為にリニューアル工事となりました。
正面の大きなメインテントのフレームはそのまま使い、カマボコ型テントを撤去した代わりの「売り場」として、間口全部を1。5m前にせり出す「ヒサシ型テント」を追加する計画です。

メインテントの生地下端を外して、むき出しにしたフレームに新しいフレームを加えます。
お店の営業は休まないので、溶接は避けて主にボルト接合で組み立てます。
お客様の増える夕方には作業を止めて、また明日朝から再開です。
明日も「灼熱地獄」との天気予報。
雨に降られるより良いのですが、「てるてる坊主様」の神通力が効き過ぎです。
でも、とりあえず明後日までは雨を降らさないで下さい、てるてる坊主様。

2006年06月24日

梅雨の晴れ間に塗装作業

九州や西日本では被害が出る様な大雨。
お見舞い申し上げます。
今日のさいたま市周辺は、青空も見える良い天気でした。
そこで、露天で塗装を行いました。

来週施工予定の、間口が約12mのテントの一部です。
サイズが大きく、組んでしまうと大変なので、現場で組み立てるプレハブ方式です。
屋内でも塗装できるのですが、天気が良い日は外で塗った方が気持ちが良いし、乾燥も確実です。
塗料は、超速乾性の変性フタル酸エナメル塗料を使っています。
主に、張替の際のフレーム塗装の為に導入しています。
指触乾燥時間(触って大丈夫になるまでの時間)が、気温20度で15分くらい。
これからの季節の気温25度以上だと、10分足らずで乾燥します。
仕上がりも艶があり綺麗ですし、作業性も良いので多用しています。
今回は、新規フレームの製作ですが、塗装後短時間で積み重ねる必要が有ったので、超速乾塗料を使いました。
もちろん、下地には防錆塗装(錆び止め)を施しています。

2006年06月22日

今日は「看板屋さん」でした。

今日の施工です。
昨日作っていた「箱文字」を取り付けてきました。

でこぼこした仕上げの壁に貼付け施工です。
凹凸が激しいので、普通の接着剤ではなくデコボコでもしっかりくっつく材料を使用しました。
この角度からの写真だと、文字の厚みがよく分かると思います。
文字の大きさ(高さ)は250ミリ、厚みは15ミリです。
デコボコの壁と合わせて、立体感が豊かなサインになりました。
表面の色は、マーキングフィルムを使っています。
以前は、アクリルや塩ビの「色板」を使いましたが、最近はほとんどマーキングフィルムです。
色が豊富なのと、加工性の良さがメリットです。

お店の正面中央のサインです。
こちらも写真では分かりにくいのですが、激しくデコボコした壁面です。
昨日、加工中の写真で登場した「所」は、アーチ状に配置された文字列の一番右端。
「台所」の「所」です。(見えますか?暗くなっちゃたので写真がイマイチですが)

今回の現場では、テントのお仕事は無く、この箱文字をお店の前面に貼ったのと、ガラス面へのマーキング、そして少し離れた所にあるこのお店の駐車場まわりの看板製作でした。
社名は「鳴海テント」ですが、こうした「看板屋仕事」もやっています。
テントと一諸に「看板」も一新してみませんか?
全部まとめて「鳴海テント」がお請け致します。

2006年06月21日

糸鋸で文字を切る

今日の作業です。
弊社は「テント屋」ですが、看板のお仕事もお受けしています。
今回は、壁面に取り付ける「文字」の加工です。

厚さ15ミリの板を、電動糸鋸で切ります。
漢字の「所」という文字を切っている最中です。
この素材は、薄い塩ビの板で発泡ウレタンを挟んだ構造です。
糸鋸で切れる程度の堅さなので、加工性は高い素材です。
仕上がると厚みを持つ、ボリューム感有る「箱文字」になります。

参考資料
使用素材 筒中プラスチック工業 サンロイドチャンネル 15mm

2006年06月20日

オブジェ(神の手が創るフォルム)

今日は、芸術作品を御覧いただきます。

内包された強い固まりを感じさせる作品です。
言葉では形容し難い造形。

半透明の素材は、微妙な交差により光を複雑に透過させて、別の美しさを醸し出しています。
この作品を創ったのは「神の手(God Hand)」そのものです。

一昨日、昨日と、日本各地のテント屋さんが埼玉に集まり、業界関連の工場を見学し「テント・シート」に関しての自主的な「研修」を行いました。
上の写真の「オブジェ」は、見学先のある生地メーカさんの工場で、生産ラインから出た「ゴミ」です。
ビニールハウスなどでお馴染みの「透明ビニールフィルム」の原材料の軟質塩ビ樹脂の塊(かたまり)です。
完成品は、極薄いブルーの透明なフィルムですが、生産途中で「塊状」の廃棄物が出てしまうとの事。
あの形も、機械のノズルから出て来てしまった塊が偶然創った「かたち」です。
機械の説明を受けている最中、傍らの「ゴミ箱」で見つけてしまい、無理を言っていただいて来ました。
形状が面白いのと、光を通した時の美しさに魅せられました。

安価で加工性が良く、丈夫で。発色が綺麗。そして完全な防水性がある「塩化ビニール樹脂」は、「テント屋」にとって、今も昔も最も代表的な素材です。

上手な使い方で、色彩豊かな快適で安全な空間を「材料」と「加工」「施工」の技術で、あなたのまわりに創造して参ります。

2006年06月17日

和風テイストのオーニング

以前の施工です。
可動オーニングの生地張替でした。
JR大宮駅西口の居酒屋さんです。
木を使った「和」のファサードを持つお店です。

ヨーロッパ生まれの「可動オーニング」なので、和風の建物には合わないという先入観をお持ちのお客様が多い様ですが、この現場は「和」を壊さずに上手にまとまっていると思います。
以前に「浅草の伝法院通り」のエントリーをしましたが、生地の色や入れるロゴの形などを工夫する事で、合わないどころか、「和」の雰囲気を高める結果にもなります。
雨除け、日除けという機能と、可動式というこの製品の長所を、是非「和」のシーンでも活かして下さい。
鳴海テントはそんなご相談にもお応え致します。

この現場は、株式会社パムコ様の現場です。
株式会社パムコのサイトへもアクセスしてみて下さい。


2006年06月16日

車両マーキング2

先日の施工です。
車への文字入れ=車両マーキングです。

ボンネットに大きくマーキング。
ずっと前、昨年12月のエントリーの「車両マーキング」同じお客様です。
送迎用車両の2台目に、ホテル名などを入れました。
この車で街中を走ると、充分な「広告」になると思います。

今回は、自社車両に自社ブランド名を入れた「自家広告」と言うべきサインですが、最近は路線バスや電車の車体に大きく「広告」が入っているのをよく目にしませんか?
まるで大きなポスターで車体を「包む」ように見えるので「ラッピング広告」と呼ばれています。
それならば、長距離トラックの荷台の箱も「ラッピング広告」に使えば良いのでは?
と考えました。

運輸業界は昨今の原油高での燃料高騰で経営が大変なので、少しでも収入を増やす手段として有用だし、綺麗なデザインのトラックなら世の中が楽しくなると思ったのです。
しかし、「構造改革」「規制緩和」が進んだと言われる最近でも、様々な「規則・規制」が存在し、移動する車両への「第三者広告」には厳しい規制がかかっていました。

前出のバスや電車への「ラッピング広告」も、各都道府県の「屋外広告物条例」で特例または例外としての許可が与えられている状態だそうです。
無機質なアルミの箱よりも、色彩豊富な、調和の取れたデザインによる「広告」の方が、よっぽど私達の生活を豊かにしてくれると思うのですが。
いかがでしょうか。

2006年06月15日

看板の中身公開

すこし前に施工した看板です。
まずは、加工途中の写真から。

作業場内で組立を終え、内部照明の試験点灯を行っているところです。
ちょっと暗くて分かりにくいですが、既に「面」の生地を張込んであります。
普通の固定テントと同様にロープで編み込んでいて、以前に施工した看板と同じ方式です。
内部はこんな仕組みになっています。

そして施工後の写真です。
看板の上端は「蝶番」で繋がっているので、蛍光灯の交換時は面全体を蓋の様に持ち上げられるので作業が簡単です。
「看板だけど中の仕組みはテント方式」の看板です。

参考資料
表示面プリント使用プリンター 武藤工業(MUTOH) ラミレスグランデ

2006年06月14日

伝統的テントの張替手順

昨日の現場です。
腕木(腕棒)式巻き上げテントの張替工程を御覧いただきます。
40年前は、テント屋の仕事と言えば、この腕木(腕棒)式巻き上げテントがほとんどでした。
今は、アルミフレームのいわゆる「オーニング」をお使いになるお客様が多く、数が少なくなってます。
写真は、張替工程の途中からです。
写真の前段階で、
1、両サイドの腕木(腕棒)を先棒(前棒)からはずす。
2、先棒(前棒)を生地から抜く。
3、生地を巻いたまま元棒(巻取棒)をはずす。
4、生地から元棒(巻取棒)を抜く。
5、地上で、新しい生地に元棒(巻取棒)を挿入し固定する。
6、生地を仮巻きした元棒(巻取棒)を建物に付いている金具と巻取機にかけて固定する。
の工程を済ませています。
それでは、参ります。

仮巻きしていた生地をほどいて垂らします。
まだ先棒(前棒)は入っていません。

横から見た写真です。
生地下端が袋になっています。そこに先棒(前棒)を挿入します。
元棒(巻取棒)も同じ様に袋状に縫製された部分に入っています。

先棒(前棒)を挿入し、左右の腕木(腕棒)をL字型の金具(エルボ)で繋ぎます。
エルボとは、英語のelbow、肘(ひじ)の事です。
腕木(腕棒)を水平にした位置で生地を固定します。
この時、先棒(前棒)は地上から1.5m程の高さ、頭がぶつかってしまいます。
どうするのか?

左右の腕木(腕棒)は伸縮式になっています。
先ほどの水平の位置のまま、腕木(腕棒)を伸ばします。
これで地上から2m弱の高さになり、人が通れるようになりました。
普段、使う時はこの形になります。

前から見た姿です。
先棒(前棒)が微妙に反っているのが分かりますでしょうか?
間口に対して比較的細いパイプを使うので、まっすぐなままでは自重で垂れたり、生地に載る雨水の重さなどで垂れたりします。
パイプ中央が垂れてしまうと、生地がゆるみ、ますます雨が溜まるようになってしまいます。
それを防ぐ為に、パイプを僅かに曲げて反りを付けます。
これをベンド(bend)と呼びます。

腕木(腕棒)を元通りに縮めて生地を巻取って収納です。
伸ばしたままだと、最後まで巻取れません。

これで完成です。
腕木(腕棒)式巻き上げテントは、先棒(前棒)の重さを利用して、地球の重力で開閉し、また生地に張力を与えています。
そして、細い先棒(前棒)の微妙な反り(ベンド)が、綺麗な張りと雨水のスムーズな流れを作ります。
ひとつの「職人技」で、ちゃんとした腕木(腕棒)式巻き上げテントが出来上がります。

腕木(腕棒)式巻き上げテントの新規製作や生地張替。
鳴海テントにご用命いただけば、昔ながらの「職人技」で、張りのあるシャンとしたテントに仕立ます。

参考資料
使用テント生地 テイジン ニューパスティ 8887FP

2006年06月13日

間口の広〜いお花屋さん

今日の施工です。
間口が7メートル以上有るお店に「可動オーニング」の取付でした。

施工前、このお店には2台の「可動オーニング」が並んでいました。
今回、1台で間口全部をカバーしました。
シャッターが閉まっていますが、今日はお店の定休日です。
お休みの1日で、お店の顔が一変しました。

可動式オーニングの長所は、不要な時は収納できる事。
この現場もキャンバスを巻取ってしまえば壁面からの出っ張りが無くなります。

明日から、このミドリ色の「可動オーニング」の下に、可憐で美しいお花がいっぱい並ぶ事でしょう。
梅雨の晴れ間に、庭に植えられた花や木々、ベランダの鉢の中の小さな花に心を向けて愛でるのも良いかもしれません。

参考資料
テント使用生地 クラレ 彩(いろどり)FC 9148F

2006年06月12日

明るいミドリ色のテント

今日の現場です。
生地の張替でした。
新たにお店がオープンする現場です。

とても明るいミドリ色の生地を使いました。
梅雨入りしたと言うのに、朝からピーカンな空でした。
施工完了が正午少し前だったので、太陽が空の真上に有り、テントの前面が強い太陽光でハレーションを起こしています。
ロゴが中央に入っているのですが良く見えません。
アップの写真を用意しました。

文字の色は薄いベージュ色です。
文字の色には悩みました。
ベースの生地が白成分の多いミドリ色なので、濃紺とか黒とか強い色ならば文字はハッキリ見えます。
でも、少し品が無い様な気がしました。
白文字では弱すぎるし、グレーは濃ければ黒と同じ雰囲気になってしまうし、薄ければやはり弱い。
そこで、無彩色から手を引き、淡い有彩色を使う事に決定。
ミドリ色に調和する色相群から「ベージュ」を選びました。
上品な仕上がりだと自負しています。

でも、ピーカンが災いして写真では上手く表現できませんでした。
是非、現物を見て下さい。
このお店はダイニングバーなので気軽に入っていただけると思います。
場所は東武鉄道春日部駅西口
市役所通りに有るボーリング場の裏の道に面しています。
表通りから少し入るので分かりにくいかも知れませんが、是非、探し当てて下さい。

参考資料
使用テント生地 クラレ パロニィFC 5148F
使用フィルム(文字) IKC Eカルテント ET-150

2006年06月11日

料理の出来映えは、道具次第?

日曜日の今日、天候は予報より悪く、一日中雨が降っていました。
昨日の午前中の晴れ間は、やはり「てるてる坊主様」からのプレゼントだった様です。
今日は休日で、おまけに天気も悪いので、溜まっている「帳簿仕事」にあてました。
そして、今日の話題は私の趣味です。

銅打ち出しの「雪平鍋」と、出刃包丁です。最近買いました。
私の趣味は色々ありますが(正確には色々ありましたが)現在もたしなんでいるのは「料理」
全くの素人料理ですが、そこらの適当な材料でこしらえます。
でも、道具もそれなりに欲しい。
今まで普通の家庭には無い道具として、中華包丁(四角くて大きく重い包丁)と柳刃包丁(刺身を引く為の刃渡りの長い包丁)を持ってます。
で、ずっと欲しかったのが「出刃包丁」
「雪平鍋」は、今まで使っていたのが柄の部分が壊れていました。

買ったのはこのお店。全身に「テント」を纏っている、「テント屋」受けするお店です(笑)
「越後 刃物屋」と看板に有ります。
先日の旅行で立ち寄った「寺泊」。お土産用の生魚や蟹などは全く買う気がなく、ブラブラと時間を持て余していました。
で、ブラブラの途中に、このお店の店頭で「雪平鍋」を見付けました。
お店の奥さんが鍋に関して色々話をしてくれたのですが、ふと店内に目を移すと。

壁や棚に多くの刃物が並んでいいて、その奥には「主人」とおぼしき男性が座っていました。
早速中に入り、包丁を眺めました。
座っているご主人の前には「砥石」が有り、その場で「刃立て」をしているそうです。
そんなわけで、予定外の買い物をしてしまいました。
旅行で散財しないように現金をほとんど持たなかったので、クレジットカードを使ってしまいました。
クレジットカードって危険です。つい衝動買いをしてしまいます。
皆様、くれぐれも御用心くださいませ。

2006年06月10日

てるてる坊主様、ありがとう

今日の施工です。
昨晩に積込み準備をして朝早く出かけた現場です。
「てるてる坊主様」へのお願いが効き、青空の下で気持ち良く作業できました。

「平面型サインテント」を4台取付と写真左端の看板面更新、アームライトの電球交換でした。
このお店の営業開始時間である午前10時までに、なんとか完了できました。
先日施工した、正面のガラスの装飾フィルムと合わせ、今回の「ファサード(店頭)リニューアル」が完成しました。

こちらは正面から撮った写真。
電柱と街路樹が邪魔ですね。特に電柱は不粋に立ってます。
ここは、JR中野駅北口から少し歩いた場所、あの「中野サンプラザ」の北側で、早稲田通り沿いです。
T字路交差点の突き当たりなので、「エンジ色に白文字ロゴ」の「平面型サインテント」が目立ちます。
オシャレな美容室ですので、一度入ってみて下さい。

参考資料
テント使用生地 テイジン シャガール EC17
看板使用フィルム 東洋インキ製造 ダイナカル DC4001(ベース色)

2006年06月09日

こちらも梅雨入りした模様

気象庁から、本日付けで発表が有ったそうです。
気象庁のサイトにこんな文書がありました。
これから鬱陶しい季節が一か月続きます。
お米や野菜の命の水をいただける大切な雨。
そして、我々テント屋に仕事が有るのも雨が降るからなので、その面からも大切な梅雨。
しかし、現場での取付作業は雨では出来ないので、これからは仕事の予定が立て辛くなります。
翌日が取付仕事の場合、あのお方にお願いをします。
「あーした天気になぁれ」って。
そう、あのお方は「てるてる坊主」様です。

今日は雨の中で作業していました(撤去作業)
明日は取付作業です。
早朝出発なので、今夜積み込みを終了。
ビニール傘は「ご愛嬌」です。

2006年06月08日

万引き除け?ネット

今日の施工です。
茨城県稲取市まで行って来ました。往復の移動時間を含めて16時間もかかってしまいました。帰着は22時、逆算すると出発は、さて何時だったのでしょう。

施工現場はインストア型のドラッグストアです。

「ハト除け」ならぬ「盗難除けネット」です。
営業時間終了後に、写真の様に使います。
本体のスーパーマーケットより早く店じまいをする為に設置しました。
天井にレールを付け、ワイヤーでネットを吊っているので、簡単に開閉できます。

裾は金具で固定します。
ネットはゴルフボール用の「防球ネット」
ゴルフ用の25ミリ目のネットは、様々な素材と加工法で多くの種類があります。
やはり需要が大きいのでしょう。

ネットを固定していた金具は、ネットを開けた時にはたたんでしまいます。
床からの出っ張りがないので、歩く時に邪魔になりません。
けっこう優れた品物です。
これは、船舶で使われる部品で「リングプル」と呼ばれています。
狭い船内で、不要な時はたたんで平にしてしまう、そんな発想の金物だと思います。

参考資料 使用品リスト
カーテンレール 
岡田装飾金物 OSレール Dー30(アルミ)
ネット
中田産業 防球ネット ゴルフ(グリーン)ポリエステル ラッセル2000D×5本 25mm目
床金具
浅野金属工業 リングプル(小)
掛け金具
ワンツースリー Cリンク 6mm

2006年06月07日

またまた徹夜でした

昨晩から今朝早朝にかけて、中野で施工でした。
まず、仕上がった姿をどうぞ。

ガラスに装飾フィルムの貼り込み。
このパターン柄、記憶の良い方は憶えているのではないでしょうか?
今年のはじめ、1月に施工した現場と同じ柄です。
そしてつい最近、先週末に施工した現場でも、同じ柄が見えます。
そうです、これらの現場は同じ美容室チェーンのお店なのです。
このパターン柄は、この美容室のオリジナルデザインです。
とても綺麗で豪華なのですが、貼り込み作業はとっても大変。

今回は若い「貼り職人さん」が頑張ってくれました。

作業終了で帰着したのは午前4時半過ぎ。
さてさて、明日は何処に行くのでしょうか?
さすらいの「テント屋」あっちこっちに出没します。

参考資料 使用素材
中川ケミカル フォグラス Cー16(サンド)


2006年06月05日

所変われば品変わる

昨日、今日と1泊2日の旅行でした。
弊社のお客様の「店舗設計・企画屋さん」の慰安旅行でした。
店舗を作る時の色々な業種の職人さん達が約30名集まった旅でした。
大工さん、電気工事屋さん、ガラス屋さん、などなど。
行き先は新潟県村上市の「瀬波温泉」でした。
村上と言えば「鮭」、サーモンが特産。

「イヨボヤ会館」という所を見学。
イヨボヤとは村上の方言で「鮭」の事。
施設内に鮭の稚魚の人工養殖池を覗ける所が有りました。
無数の稚魚が光を受けて、それはそれは綺麗なこと、綺麗なこと。
竜宮城の風景は、こんな風景かもしれません。

これは、今日の昼食に立ち寄ったお店。
建物全体をテントが覆っています。
テント屋としては、とっても嬉しい風景です。
ご飯も新鮮な魚と、エビと蟹の出汁が効いた味噌汁など美味しい。

この店の他も、多くのテントがありました。
固定のテント、可動式のテントと様々ですが、固定テントのフレームはステンレス材やドブ浸けメッキ(溶解亜鉛メッキ)のポストジンク材で作られているものが多い様でした。
海が目の前、しかも冬には日本海からの、強い潮混じりの北風。
鉄に塗装のフレームでは「錆」から逃れるのが難しいのかもしれません。
休業して久しいと思われる店舗の、鉄パイプに塗装仕上げのフレームは、内陸の埼玉県ではあまり見ない様な錆び方をしていました。
しかし、定期的に生地を張り替えて、その都度塗装を新しくしていけば、鉄に塗装の場合でも美しいまま使っていけると思います。
無塗装のステンレスや亜鉛メッキには無い「色」を楽しめるのが塗装仕上げのメリットです。

環境に応じて素材を選ぶのも重要ですが、日頃のメンテナンスを欠かさない事も大切です。
「綺麗」を保つ事が、お店の売上を伸ばす礎です。

テントの張替は、鳴海テントにご用命下さい。
あなたのお店を「綺麗」にして売上の向上に貢献します!

2006年06月03日

完全徹夜作業完了

今日のと言うべきか、昨日のと言うべきか、徹夜作業の現場です。
JR川越駅と西武鉄道本川越駅の間にある商店街の一角でした。

大きなガラスへの装飾シートの貼り込み作業です。
この時すでに時刻は午前3時頃、丑三つ時を過ぎています。
写真の右に見える外部の看板も今回の作業。この時は完了していました。
お店の営業が終わり、お客さんが居なくなった午後10時過ぎに作業開始。
翌朝、街が賑やかになる前に完了させなくてはなりません。

ガラス窓の上に3台のテントを取り付けて、全て完了。
時刻は午前7時でした。
ガラスへの装飾フィルム貼りが5面(正面2面、内部3面)。
外部両側の看板面更新が2台。
外壁面のテント3台が張替でした。
特に外部工事は高所作業車での連続作業。
さすがに疲れました。

参考資料
使用生地 テイジン シャガール EC17
ガラス面装飾フィルム 中川ケミカル フォグラス C-16(サンド)
看板のマーキングフィルム 東洋インキ製造 ダイナカル DC4001(ベース色)


2006年06月02日

蔵造りの街

今日は、これから現場入りです。
現在時刻は21時少し前。
隣町の「小江戸川越」に出かけます。
この現場を下見した時に「蔵造りの街」を見て来たのでその写真でも。

蔵が並ぶ通りの中程でしょうか、「蔵造り資料館」なる建物が有ったので、一枚。
軒先に「のれん」が掛かっていますが、何となくテントのフリルに見えてきます。
もしかしたら、日本の「テント」のルーツのひとつに「のれん」が関係しているかもしれません。

そして、絵はがきの様なアングルから「時の鐘 鐘撞堂」です。
この時は早朝だったので人通りがありませんが、日中は観光客でいっぱいです。

さて、そろそろ支度して出発です。
徹夜工事なのでミスの無いように慎重に作業いたします。

2006年06月01日

早苗色のテント

昨日の現場です。
お米屋さんの建物に付いているテントの張替でした。

早苗色1

上の方にちょこんと2台のテント。
壁の中には大きな「精米機」が入っています。
背が高い機械なので、中は「吹き抜け」です。
精米する時に熱が発生して暑くなるので熱気抜きに窓があります。
でも、雨の時には吹き込んでしまうので窓を開けられない、でもムシムシ暑い。
そこで、雨除けとしてのテントです。
深くかぶっているので強い雨でも窓を全開できます。

早苗色2

施工後に中を覗くと、こんな色の世界です。
お米屋さんだけに「早苗色」
ちょうど今、田んぼの稲はこんな色でしょうか。
この写真で、太い影がフレームのパイプ。
その間に有る細い影が生地の「継目」です。
このテントは間口が2m。
94cmの普通の巾の生地を2枚と少し継いで作っています。
一昨日の現場や、一昨々日の現場のテントにはこの「継目」が無いのです。
お分かりいただけたでしょうか?

お米は日本人の「主食」です。
昨今は消費量が落ちている様ですが、やはり白いご飯を食べるとホッとしませんか?
炊きたての温かいご飯に「生卵」「明太子」「納豆」それからそれから。
でも、本当に美味しいご飯は何も無くても美味しいです。
ほんのり甘くて、噛むと弾力があって、ん〜たまりません。

参考資料
使用生地 クラレ パロニィFC 1140F