ちょっと考えた看板
タイヤをバーストさせながらもたどり着いた現場
おなじみキャラクターの店舗で看板関係の施工でした。
まずは完成写真。
欄間の部分の看板とフロントサッシのマーキング類、店内のアクリルパネルを作りました。
ショッピングセンターのテナントです。
壁面に看板を付けられないと言う条件だったので、既存のガラスにマーキングフィルムを貼って看板としました。
でも、夜間用に内部照明が欲しい。
そこで、鳴海テントは考えました。
ガラスの内側に「ライトボックス」を付けよう。
これが裏側です。
下端に蝶番を付けた開閉式です。
でも、照明器具は本体側ではなく、フタ側に取り付けてます。
こうすることで、ガラスの内側の掃除もできます。
蛍光灯の交換も低い位置で確実にできます。
店舗のスタッフでも蛍光灯交換作業やガラスの掃除が可能です。
そんな一石二鳥を追い求めました。
他には、このステッカー。
透明な粘着フィルムにシルクスクリーン印刷の多色刷りです。
白い部分があるので普通のインクジェットプリンターではダメなのです。
(パソコンのプリンターも同様ですが、白は紙やフィルム自身の白を使っているのです。)
今は白インクも使うインクジェットプリンターもありますが、白がくっきり出る伝統的手法のシルクスクリーン印刷を選びました。
同系列の営業店にもスタッフの方々が自分達で貼れるようにとの事で、全部で22枚作りました。
そしてこのパネル。
以前は透明アクリルで長方形のパネルの支給品を使いましたが、ここでは弊社で用意した楕円パネルでした。
アクリル板を楕円に切って縁を仕上げます。曲線の仕上げはちょっと面倒です。
そして、インクジェットで透明なフィルムにプリントしたものを、画像輪郭でカットして貼り込みます。
壁面にあけた楕円の窓からの照明で明るく輝きます。
この輝きを背にしてスタッフが、お客さまと契約の手続きや相談をするのです。
「交渉ごとをするときは太陽を背にして行え」
という格言があるそうです。
良いことがあるのでしょうね。これも輝く「太陽」の効果を出すかもしれません。
いろいろな制約の中で、使いやすくメンテナンスしやすい「かたち」を考えます。
あきらめる前に鳴海テントにご相談下さい。経験と知恵で打破してみせます。